脳卒中 > 一過性脳虚血発作(TIA)から脳梗塞への移行

一過性脳虚血発作(TIA)から脳梗塞への移行について

高血圧や動脈硬化が増えるにつれ、脳卒中(脳血管障害)で亡くなる人が増えています。脳卒中は、たとえ命は助かったとしても、脳卒中後遺症(のうそっちゅうこういしょう)といって、脳卒中の発作によって起こった自覚症状や、神経症状、精神症状とが慢性的に消えないことがあることから、いかに大きな発作を起こさないようにするか、予防が非常に重要です。

実際、発作を予防する、あるいは予測することは可能なのでしょうか?

脳卒中(脳血管障害)の3つ、脳出血(のうしゅっけつ)、脳梗塞(のうこうそく)、くも膜下出血(くもまくかしゅっけつ)のなかの、脳梗塞については、その前触れともいうべき、一時的な症状があることがわかっています。それが、一過性脳虚血発作(いっかせいのうきょけつほっさ)・・・TIA・・・です。
一過性脳虚血発作(TIA)とは、脳の血流が、一時的にとだえるたえることから、手足にしびれや運動麻痺(うんどうまひ)、場合によっては、しゃべりにくい、字が読めないといった症状が起きるものの、24時間以内にこのような症状が消えてしまうものをいいます。

一過性脳虚血発作(TIA)から脳梗塞への移行の割合をみてみると、一過性脳虚血発作(TIA)が初めてあったあと、約50パーセントがその1年以内に脳梗塞を起こしています。一過性脳虚血発作(TIA)を起こした経験のある人と一過性脳虚血発作(TIA)を経験したことのない人とで比較すると、一過性脳虚血発作(TIA)を経験した人のほうが、脳梗塞を起こす確率は、15倍以上も高くなります。