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麻痺のある人の食事の工夫について

脳卒中、すなわち脳血管障害による後遺症として、運動麻痺(うんどうまひ)が残ることがあります。
たとえば、手足(右または左)の動きが不自由になり、自分で調理をすることはもちろん、食器をうまく使えなくなることもあります。また、咀嚼(そしゃく)や嚥下(えんげ・・・飲み込み)が困難になることから、食事をとること自体が難しくなることがあります。そのため、栄養状態が悪くなり、体力が落ちて、病気の回復やリハビリの妨げになります。

脳卒中後遺症がある人の食事の対策ポイント

1.後遺症の程度に応じた対策
脳卒中の発作後、後遺症が残ってしまった人は、その症状に応じた対策が必要です。
・食器類の使用はどれほど可能でしょうか?
・咀嚼や嚥下能力はどれほどあるでしょうか?
・食べるときの姿勢はどうでしょう?
不自由な点を、どれほどカバーすることができるか、またそのために必要な調理形態(やわらかめにしたり、細かく刻む、とろみをつける、など)を考えます。また、少しでも楽しく食事ができるよう、食事の場所も工夫します。

2.調理の仕方
・やわらかめに調理する・・・食事は全般的にやわらかめに調理し、のどのつまりやむせ返りを防ぐようにします。
・小さく刻む・・・調理の段階で、大きなものはあらかじめ刻んでおくとうよいでしょう。

3.食器の工夫
・軽くて、食べやすい食器を工夫し、用意します。
・手、特に利き手が不自由な場合、もち手がついたカップがいいでしょう。
・飲み物には、折れ曲がりストローがあると便利です。