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咀嚼、嚥下障害のある場合の食事について

脳卒中に限らず、あらゆる病気において、食事は体力的も精神的にも、回復を促すための重要なカギになります。しかし、脳卒中の場合、発作後の遺症で、運動麻痺(うんどうまひ)が残り、利き手が不自由になったり、咀嚼(そしゃく)や嚥下(えんげ・・・食べ物を飲み込むこと)の能力に支障がおよぶと、食事はまさしく苦行と化します。
それでも、早期からきちんとしたプログラムに沿った、リハビリテーションを根気強く続けることで、摂食能力をかなりの程度まで回復させることができます。脳卒中の発作を起こされたご本人も、周囲のかたがたも、あせることなく、リハビリテーションを続けていきましょう。

後遺症のなかでも、咀嚼や嚥下に強い障害が残った場合には、調理に工夫をすることが必要となります。
工夫のポイントは以下の点です。

1.全体的にやわらかめに調理します。
・やわらかく調理することで、むせ返りやのどのつまりを防ぐようにしましょう。消化もよくなり、胃の負担を減らすことができます。

2.大きなものは刻みます。症状に応じて、半流動状の食事にします。
・あらかじめ調理の段階で刻んでおくと、食べやすくなります。
・半流動食が必要な場合でも、見た目があまりにも悪くなると食べる意欲を失ってしまいます。配慮が必要となるところです。

3.刺激の強いものは避けます。
冷たいもの、熱いもの、酸味の強いものは、むせやすいので避けます。

4.水分の多いものは、とろみをつけます。
ある程度濃度のあるほうが、のどの通りが良くなります。